関西国際空港を運営する関西エアポート株式会社は18日、LCC専用の新しいターミナル「第2ターミナル(国際線)」が完成し、関係者向けに公開しました。

　新ターミナルの運用開始は1月28日(土)の始発便からで、初日からはピーチ・アビエーション(MM)の国際線の全便が、3月からは春秋航空(9C)が発着する。当初は3月末に開業予定だったが、中華圏の旧正月「春節」に合わせて開業を前倒しした。



　新ターミナルは、鉄骨平屋(一部2階建て)、延べ床面積 約36,000平方メートルで、従来の第2ターミナルに併設される形で完成しており、従来の施設は国内線専用の「第2ターミナル(国内線)」として運用を継続する。

　新ターミナルには、2つの革新的な設備が採用された。保安検査の効率化を図る新システム「スマートセキュリティ」では、1レーンで4名分のトレーを逐次チェックすることで待ち時間を従来の3分の2程度に短縮する。そして免税店エリアでは、国内空港では初の「ウォークスルー型ショッピングエリア」が採用され、開放的な空間に様々な商品を陳列し、搭乗ゲート前までの移動中にショッピングを楽しむことができる。

新たに11個の搭乗ゲートが新設された。

完成したピーチのチェックインカウンター

3月からは春秋航空(9C)が運用を開始する。ピーチと春秋の間には拡張余地の空間がある。

国内空港初の”ウォークスルー”型ショッピングエリア

搭乗ゲートまでをぶらぶらとショッピングを楽しめる

出国審査を終えた直後に現れる洒落た空間に思わず引き寄せられる