日本航空とベトナムのLCC・ベトジェット航空は25日、コードシェアやマイレージ交換などを含めた包括業務提携を締結したことを発表しました。

　ベトジェットエア(VJ)は、2011年に運航を開始したベトナム最大手のLCCで、開設6年でベトナム国内線シェアを41％にまで伸ばし、2017年にはベトナム国営のベトナム航空(VN)を超えてトップシェアになる見込みの急進勢力の航空会社です。同社は日本路線でチャーター便の運航実績があり、定期便は未就航ですが、2018年2月頃にも関空－ハノイ/ホーチミン線の就航を計画しています。

　日本航空は以前、ベトナム航空と提携してコードシェアを実施していましたが、2016年5月にANAホールディングスがベトナム航空へ約9％(約120億円)の資本出資を行ったことを受けて、同年10月29日に提携を終了。10月30日にはANAとベトナム航空はコードシェアやマイル提携を開始しており、日本航空はベトナムでの新たなパートナーとして、ベトジェットエアとの提携に踏み切った。

　日本航空とベトジェットエアとのコードシェアは、日本航空が運航する日本からベトナムへの路線、および日本の国内線と、ベトジェットエアが運航するベトナム国内線およびベトナム発着の周辺アジア各国への運航便に対して、相互にコードシェアを行う。実施路線や開始時期については、後日改めて発表がある見込みです。

[関連URL] JALとVietjet Aviation Joint Stock Company包括的業務提携に向けた覚書を締結