エアアジア・ジャパンは、事業継続を断念する方向で調整に入ったことが明らかになりました。新型コロナウィルスの感染拡大による航空需要の低迷が経営に影響を与えたことが原因とみられます。

【公式サイト】エアアジア・ジャパン

　エアアジア・ジャパンは新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、4月18日から国内線・国際線の全路線が運休、8月1日には新規路線の開設とともに国内線の運航を再開しました。しかし、再び感染拡大による影響を受け、運航再開直後の8月中旬から一部運休が相次ぎ、10月1日以降も全路線全便の運休が決定しているなど、厳しい状況が続いています。
　
　また、9月上旬にはマレーシアの現地メディアで、エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEOが日本やインドにおける一部海外事業の撤退を検討していると報道しています。

　エアアジアジャパンは、2014年に中部国際空港を拠点として、国内線3路線 名古屋(中部)－新千歳/仙台/福岡線を、国際線1路線 名古屋(中部)－台北(桃園)線の合計4路線を展開しています。