ジェットスター・ジャパンは21日、新路線 東京(成田)-宮崎線の運航を開始しました。成田から3年ぶりの国内線の新規就航です。
【公式サイト】
ジェットスター・ジャパン
成田から3年ぶりの国内線開設
成田空港第3ターミナル ジェットスターチェックインカウンター 12月21日から運航を開始したジェットスター・ジャパンの新路線 東京(成田)-宮崎線は、成田発着の国内線としては熊本線の開設以来3年ぶりになる国内線で、1日1往復を運航します。
ジェットスター 成田-宮崎線就航 出発案内板 また、成田と宮崎を結ぶLCCの定期便運航はこれが初めて。同路線の就航によりジェットスター・ジャパンの国内線は
国内LCC最多の17路線に拡大し、成田発着の九州路線としては5都市目になりました。(成田-福岡、大分、熊本、鹿児島線が就航中)
ジェットスター 成田-宮崎線就航 出発案内板 東京(成田)-宮崎線の運航スケジュールは、成田発 宮崎行き GK633便が成田を11:30に出発し、宮崎に13:40に到着。折り返し、宮崎発 成田行き GK634便が宮崎を14:20に出発し、成田に16:00に到着する。(木曜日のGK634便は5分の早発早着)
使用機材はエアバスA320型機(1クラス180席)で、運賃はエコノミーStarterで片道5,990円から。(燃油サーチャージ不要、諸税別途必要)
ジェットスター・ジャパン 東京(成田)-宮崎線運航スケジュール
GK633 東京(成田) 11:30 - 宮崎 13:40 毎日
GK634 宮崎 14:20 - 東京(成田) 16:00 月火水金土日
GK634 宮崎 14:15 - 東京(成田) 15:55 木のみ
成田-宮崎線、就航初日の成田国際空港
ジェットスター・ジャパンは宮崎就航について、「年間を通じて温暖な気候で南国情緒豊かな宮崎は、ご当地グルメやフルーツに加え、マリンスポーツや野球・Jリーグなどのキャンプ地として人気があるほか、観光客を魅了し続ける神社仏閣・パワースポットや自然が作り出した秘境も各地に点在しています。本就航により宮崎旅行のみならず、すでに就航している九州4都市を利用した周遊旅行の選択肢も広がります」と述べ、目的地としての魅力や周遊プランの拠点としての自由度をアピールしています。
ジェットスター・ジャパン取締役常務執行役員 藤岡秀多氏 成田空港第3ターミナルの搭乗ゲート前で、ジェットスター・ジャパンの藤岡秀多取締役常務執行役員は記者の囲み取材に応じ、「宮崎は首都圏と地方の流動において全国ベスト10に入る有望な路線で、観光地やグルメにも恵まれた魅力的な県です。宮崎からは首都圏へ初めてのLCC就航で期待が集まっていると聞いており、双方向で需要がある路線だと考えています。ジェットスターとして九州5番目の就航地になりますが、九州と成田、首都圏の結びつきが大変強まると思いますので、今後も頑張っていきたい」と述べました。
日本語でのアナウンスを行う地上スタッフ
英語でアナウンスを行うジェットスターのニック・ローラック取締役CAE 英語のアナウンスは、ジェットスター・ジャパン取締役CEA(チーフエグゼクティブアドバイザー)のニック・ローラック氏が行いました。同氏はジェットスターグループの各ブランドのカスタマーエクスペリエンスとビジネスロードマップ全般を統括した経歴を経て、2017年9月にジェットスター・ジャパンに着任しています。
GK633初便搭乗開始 11時10分、宮崎行きGK633便の搭乗が開始されました。
初便搭乗者へプレゼント 就航初日の搭乗者には、ニック・ローラック氏と客室乗務員らから一人一人に初便搭乗者プレゼントセットが手渡されました。
GK633 初便搭乗者プレゼント 東京(成田)-宮崎線 GK633便の初便搭乗者プレゼント品はこちらです。
初便搭乗証明書(GK633便)、ジェットスターオリジナルグッズ(A5サイズノート、スマホカメラレンズキット)、ぴーなっつ最中・ひとくち羊羹詰め合わせ(提供:なごみの米屋)でした。
GK633初便が宮崎に向けて出発!
GK633初便 搭乗中
GK633便
東京(成田)発宮崎行きGK633便は予約満席(実際の搭乗者は165名+幼児6名)で、成田国際空港を定刻より12分遅れた11:42分、宮崎ブーゲンビリア空港に向かって出発しました。
プッシュバックされるGK633便
成田空港第3ターミナル163番ゲートをブロックアウトしたエアバスA320の機体がゆっくりとプッシュバックを開始。
GK633便を見送るスタッフ
ジェットスターの地上スタッフは宮崎就航記念のボードを掲げながら、一斉に大きく手を振って初便を見送ります。
GK633便とジェットスタースタッフ
放水アーチとスタージャンプでお見送り
機体が第3ターミナルから遠ざかり、ゆっくりと滑走路へと向かう途中、ウォーターキャノンの放水アーチで初便の就航を祝福。その目の前で、ジェットスタースタッフ7名によるパフォーマンス「
スタージャンプ」が披露されました。
ジェットスターのシンボルマークの★
ジェットスターは、そのブランド名とロゴのシンボルでもある「星★」を模したこの「スタージャンプ」について、「日本で初めて就航した2012年に行って以来やらなくなってしまったが、いま一度立ち返って創業当時の精神を大事にしようという気持ちから復活させた」とのこと。
GK633便にご搭乗のみなさんは放水アーチと一緒に、渾身の「
スタージャンプ」をご覧いただけたでしょうか。7名が10回に及ぶ全力の「スタージャンプ」、ジェットスターさん、次はぜひ搭乗者満席の180回を目指すとかどうでしょうか。
地方路線で初めての成田-宮崎線の貨物事業を同時に開始
宮崎線初便のエアバスA320型機
ジェットスター・ジャパンは現在、成田・関西・中部を発着する国内幹線10路線で貨物事業を行っていますが、この宮崎線の就航では旅客輸送と同時に貨物輸送も開始しました。
宮崎線の貨物輸送は当初は宮崎発成田行きの便に限定され、宮崎県産のきゅうり、ピーマン、サツマイモなどの青果物や、宮崎県ブランドの魚介類、切花、宅配便などで、最大5コンテナ分の貨物(最大5,000kg分)の輸送が行われます。
これにより、従来は羽田経由で首都圏に空輸されていた貨物が新たに成田経由という選択肢を得て、かつ、ジェットスターの貨物輸送網を活用して北海道など日本各地に宮崎名産品を届けることが可能になるとのことです。ジェットスターは、国内最多路線最多便数による運航を最大限生かした貨物路線網も拡充していく計画です。
ジェットスター・ジャパン 2018年の展開は
ジェットスター・ジャパンは、2017年に1機増備して現在は21機体制。2018年に3機増備して24機に、2019年までに28機体制を計画しています。
次の就航路線としては、国内線の
東京(成田)-長崎線が就航準備を進めており、就航時期については現在最終調整中とのことです。
ジェットスター・ジャパン エアバスA320型機