日本航空(JAL)は14日、東京都内で記者会見を開き、国際線中長距離路線の格安航空会社(LCC)を新たに設立することを発表しました。
【公式サイト】
日本航空
日本航空が設立する新会社では、成田国際空港を拠点にヨーロッパおよびアメリカ本土路線を含む中長距路線を、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年から運航を開始する計画です。
新会社はJALの連結子会社として、2018年7月に準備会社を設立予定。新会社の商号(社名)やブランドは今後決定するとしているが、使用機材はボーイング787-8型機に決定している。機材の導入数は当初2機の予定で、座席数はフルサービスの200席前後から40~50%多い、280~300席程度を計画している。
JALが出資しているジェットスター・ジャパンとのすみわけについて、新会社ではヨーロッパ・アメリカ本土向けの中長距離国際線を、ジェットスター・ジャパンは日本国内線や短距離国際線をと、競合を避ける形をとる。
新LCCの就航路線は
JAL設立の新LCC 就航エリア候補
新会社の就航路線は「ヨーロッパ・アメリカ本土路線」とし、具体的な国名や就航地については「未決定」ですが、ボーイング787型機を採用するにあたり、航続距離的に就航可能なエリアの資料を発表しています。ヨーロッパ、アメリカ本土のほか、オーストラリア、ニュージーランド、東南アジアから中央アジアまで就航可能圏内になっています。
日本航空が設立する新LCC
【社名・ブランド】
今後決定
【設立】
2018年7月予定(設立準備会社)
【株主】
日本航空の連結子会社
【初期投資額】
100~200億円程度
【拠点空港】
成田国際空港
【運航開始】
2020年夏期スケジュールから(計画)
【路線】
ヨーロッパ、アメリカ本土路線
【使用機材】
ボーイング787-8型機 2機(座席数280~300席程度)